カレーライスやポテトサラダにポテトフライ、肉じゃがなど、じゃがいもは普段の食卓に欠かせない存在です。
そんなじゃがいもを大量に貰ったり沢山買ったとき、食べ切れなくて腐らせてしまうのはとてももったいないこと。
買い置きしておいたら、いつのまにか芽がいっぱい出ていてビックリがっかりすることがありますよね
。じゃがいもの芽には毒性があるので、しっかり取り除いてからでないと料理には使えません。
そんな手間をかけないためにも、今回はじゃがいもを芽が出ないように、常温で保存する方法についてご紹介していきます。
Contents
じゃがいもの保存方法!常温で保存するには?
① 太陽の光は避けること
じゃがいもは光を浴びると光合成をして、緑化し芽が出るように活動します。緑化したじゃがいもの皮も芽も、有毒物質のソラニンが増えてしまう働きがあるので注意が必要です。じゃがいもを常温保存するには蛍光灯や日光が当たる明るい場所は避けて、暗くて風通しの良い場所がベストです。
② 段ボール箱と新聞紙を活用
じゃがいもは収穫後、約3か月間は芽を出さない性質があります。これは自家休眠と呼ばれ、7度から15度の常温より下で保存することが可能です。段ボール箱や麻袋、紙袋に新聞紙で包んでから入れると長期常温保存ができます。
このようにじゃがいもは湿気のない冷暗所で常温保存が可能です。光と湿気が苦手なので風通しの良い場所に置き、一つ一つ新聞紙で包めば湿気を防ぐことが出来ます。一つ一つ包むのは面倒だわという方は、新聞紙を敷いた段ボール箱に入れて保存しても◎。または4、5個をまとめて新聞紙で包んでも良いでしょう。
またじゃがいもは光に少しでも当たると緑化してしまうので、箱に入れて保存するときは上から新聞紙を被せたり、黒いビニールを被せておきます。
日陰のあるベランダや、風通しのいい部屋にカーテンを引いて薄暗くすれば、じゃがいもの保存に良いでしょう。ただじゃがいもの最適保存温度は5度前後と言われているので、暑い夏は常温より冷蔵庫に入れて保存した方が長持ちします。
じゃがいもの保存方法!芽が出ないように保存するコツは?
段ボール箱にりんごを一個入れて一緒に保存します。
りんごにはエチレンガスという果物を完熟させる作用がある天然ガスを発生させています。このガスは人体には全く影響がないので安心して下さいね。
ちなみに青いバナナやキウイなどもりんごと一緒の袋に入れておくと、熟するのが早まりますよ。
この法則からすると、りんごとじゃがいもを一緒の箱に入れたら早く芽を出しそうですが、じゃがいもだけは違います。りんごのエチレンガスがあると反対に芽が出にくくなります。
じゃがいもの保存方法!夏と冬の場合
夏の場合
泥が付いたままのじゃがいもなら、そのまま冷暗所で保存します。
湿気があると腐りやすいので、新聞紙にくるんだり紙袋に入れる、または段ボール箱ごと風通しのいい場所に置くと良いでしょう。
うまく保存すれば夏でも一週間は常温で保存可能です。温度が5度以下の冷蔵庫の野菜室なら更に1から2ヵ月は長持ちします。
またじゃがいもはそのまま冷凍庫に入れてしまうと、食感が変わって味が格段に落ちてしまいます。冷凍保存するならマッシュポテトにして保存しましょう。
冬の場合
気温の低い冬は直射日光の当たらない風通しのいいベランダに段ボール箱ごと置いて◎。りんごを一個入れて上から新聞紙を被せたら完了です。新聞紙を包み過ぎて、じゃがいもが汗をかかないように注意してください。
まとめ
せっかく大量に頂いたじゃがいも。芽が出ちゃった、しわしわになってしまった、緑色になっちゃった!とならないためにも、上手に保存して美味しく使い切りましょう。
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