おたふく風邪になったとき、耳の下やあごの辺りが腫れて激しい痛みを伴うことがあります。唾液を出す部分が腫れるため、唾液が分泌するたびにそれが刺激となって痛みが生じます。
大人になってからかかった場合も苦しいので、小さい子どもだと更に大変です。
痛みが出ている間は唾液腺を刺激しない食べ物を選ぶことが大切。水分と栄養はしっかり採らねばなりませんが、唾液がたくさん出ると痛みを強くしてしまいます。
今回はおたふく風邪で痛みがあるときの、おススメの食べ物と飲み物をご紹介していきます。
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おたふく風邪で食べると痛いと嫌がる時の対策
腫れと痛みには患部を冷やすことが何より有効です。特に大きく腫れると夜眠れなくなるほど、ジンジンと痛みが続きます。この痛みは冷やして抑えましょう。
熱取りシートも少なからず効果はありますが、出来れば氷水を入れたビニール袋でも良いのでそれをタオルで巻いて、顎の下や耳の下の耳下腺など痛いところを冷やします。
小さいお子さんの場合は氷が顎に当たって痛い場合もあります。そのため氷を細かく砕いてビニール袋に入れて、柔らかめのタオルで包んで患部の周辺に当ててあげましょう。
しっかり冷やせば一時的な麻酔効果が得られ、痛みが和らぎ食事や睡眠も摂れるようになりますよ。
おたふく風邪の食べ物は何がよい?
普通の風邪などもそうですが、おたふく風邪に限らず体調の悪いときは、食べやすいものを食べさせることに尽きます。噛むと痛いのであまり噛まなくても飲み込むことができる食事にしましょう。
また熱が出ていると脱水症状に気を付けます。トイレへ行く回数が普段より極端に減ったら、要注意。水分だけはしっかり摂らせます。
唾液が出ると傷みが増すので、酸味が強かったり塩辛いものは唾液を大量に分泌させるので避けます。
水分しか受け付けない場合の食べ物は?
まず水分しか受け付けないような状態のときは、
・スポーツドリンク
・果汁ジュース
・牛乳
・豆乳
がおススメ。
ちなみにオレンジジュースは酸味が強いので避けましょう。もちろん水だけでもOKです。
離乳食が食べられる乳幼児の子供に食べさせると良いもの
どろりとした赤ちゃんの離乳食のようなものを食べられるのなら、ポタージュスープやおもゆがおススメ。
ヨーグルトにハチミツや砂糖を入れたり、アイスクリームも良いでしょう。
他にはすりおろしリンゴや、牛乳にバナナやミカン、リンゴを入れたミックスジュースも美味しいので小さいお子さんにもおススメです。
柔らかいものが食べられる場合の食べ物
柔らかいものを食べられる状態なら、味噌汁や雑煮、リゾットなどが良いです。またふやけたシリアルや、煮込みうどん、柔らかめのパスタでも良いでしょう。
痛みはあるけど本人に食欲があるなら、グラタンもおススメです。病人にグラタン?と思われる方もいるでしょうが、おたふく風邪は飲み込むことだけが問題です。少量でもハイカロリーを摂取できるので体力の回復に役立ちます。
おたふく風邪になった時にあるとよい飲み物
噛むこと自体が痛いとき、さらに痛みと熱を発症させる可能性があると言います。そのためこのような体調のときは、普通の食べ物は控えましょう。変わりにスープやジュースなど飲み物がおススメです。
高熱が出て痛みが強いと不機嫌になって泣いたり、嫌がるかもしれませんが、脱水症状にはくれぐれも注意してください。水や麦茶、牛乳などを与えてあげましょう。
また最近では固形物を摂取できない病気の人用に、ハイカロリージューズも販売されています。少しでも口を開けて噛もうとすると、唾液が分泌されて痛みを感じてしまいます。そのため小さ目のストローを使えば口を開けなくても済みます。
とにかく水分補給が重要なので、ハイカロリージュースや薄味のスープなどをストローを使って飲ませて体調を整えてあげましょう。
まとめ
おたふく風邪の痛みで食事を十分に採れない場合は、噛まなくてもいいもの、刺激の少ないもの、薄味のものを摂取することが良いと分かりました。脱水症状には気を付けなくてはならないので、水分補給はしっかり行ってくださいね。
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