女性に多く見られる貧血。
立ちくらみやめまいなどから症状が酷いと朝起きるのも辛く、仕事に行けないなど日常生活に影響が出ることもある病気です。
今回は貧血が起きたときの対処法について解説していきます。
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Contents
貧血が起きた時の対処!即効性がありすぐにできる応急処置とは!?
一般的な貧血は鉄欠乏性貧血と呼ばれ、血液中のヘモグロビンの量が足りないときに起こりやすくなります。
ヘモグロビンは赤血球に含まれている赤い色素で、これが足りなくなると体に必要な酸素が行き渡らなくなり貧血が起きます。
貧血の主な原因は赤血球を作る鉄分とタンパク質の不足によるものです。
まずは自分の生活習慣を振り返り、鉄欠乏性貧血の原因に当てはまる項目はないか、チェックしてみましょう。
鉄欠乏性貧血の原因
① 偏った食事内容
激しいダイエットや偏った食生活を送っていませんか?
貧血の原因のほとんどは日々の食事で十分な鉄分、タンパク質が摂取できていないことです。まず食生活を見直してみましょう。
② 睡眠不足
忙しくて十分な睡眠を取れていない方。
睡眠不足も鉄欠乏性貧血の原因の一つです。出来るだけ睡眠を取れるよう意識しましょう。
③ 妊娠や出産による鉄分不足
妊娠、出産のときは鉄分を始めとする栄養が胎児に優先的に使われます。
そのため妊娠中は貧血になりやすいと言われています。この期間は特に積極的に鉄分を多く摂るようにしましょう。
気を付けていても貧血が起きることはあります。
鉄欠乏性貧血の原因の応急処置
応急処置をご紹介します。
最初に転倒しないよう横になれるスペースを確保して横になります。
横になれるようなスペースがなければ椅子に座るなど、とにかく安静になることを優先します。
この時ベルトやシャツのボタンを緩めて血流を良くしましょう。
毛布や上着があればそれを掛けて身体を温めてあげます。貧血になると体温が下がって寒気を感じることが多いのが特徴。
そのため気持ちも沈みがちになります。毛布や上着などで身体を温めることができれば、気持が落ち着くのでおススメです。
貧血で倒れた時の対処はどうする?
もし貧血で倒れてしまったら、慌てず適切な対処をしてあげましょう。
足元を少し高くする必要があるので、上着やカバンなど何か段のつくものを置きます。
これで頭へ血液が送られやすくなるので、足元に溜まった血液が頭の方へ流れ始めます。そうなると段々気持ちが楽になります。
もし横になれるスペースが確保できなければ、椅子に座ったら動かないで安静にしていることです。
動き回ってしまうと頭がくらくらして転倒する危険があります。転倒して頭を打撲すると貧血はより悪化し、二次的な怪我をする可能性もあるので注意しましょう。
貧血でめまいや吐き気がある時にはどうやって対処する?
貧血でめまいや吐き気がするのは、酸欠状態になっている脳へ酸素を送るため安静にすることが大切。
めまいが起きているのに、無理に動いてしまうと更にめまいが悪化します。横になるか椅子に座ってしばらくゆっくり休みます。
このときは体を締め付けているベルトやボタンなどがあれば緩めて、タオルや毛布、上着などで身体を温めましょう。
生理になると大量の血液を使うため、貧血になりやすいと言われています。生理中に気分が悪くなって吐き気がある人も少なくないようです。
他の病気で吐き気があるときは何も食べない方が良いですが、貧血で吐き気がある時は出来るだけ何か口にすることを強くおススメします。
それは食事で血液を作り出すため。鉄分やタンパク質を多く含む食べ物を食べましょう。
特に動物性の鉄分を含む食べ物は、体に吸収されやすいヘム鉄が多いので積極的に摂ってください。
貧血対策には薬に頼る前に日々の食事が重要です。健康な身体であれば貧血もめまいも起こらないものです。
まとめ
食生活を改善して、吐き気やめまいのする貧血が起きない健康な身体を目指しましょう。
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