全身に発疹が広がって痒いのがツライ水疱瘡。
赤ちゃんや子どもに流行する病気ですが、幼少期にかかれば症状は軽く済むことがほとんどです。
まれに大人も感染することがありますが、赤ちゃんの場合は痒いと掻き毟ってしまうことがあります。水ぶくれを潰してしまうと痕が残りやすくなるので、親が注意して見ている必要があります。
それに水疱瘡は感染力の強い病気。兄弟がかかると当然下の子にも移る可能性大です。
今回は赤ちゃんの水疱瘡の初期症状から完治までを解説していきます。
Contents
上の子の水疱瘡って赤ちゃんにもうつる?
ママが既に水疱瘡に罹ったことがあるなら、免疫があるので赤ちゃんは生後3カ月から4カ月までは罹らないか、もし感染しても軽症のことが多いようです。
ただし赤ちゃんの免疫記憶能力はまだ未熟なので、成長してからまた罹ることもあり得ます。
水疱瘡は感染力がとても強いので、兄弟が感染したら高確率で下の子にもうつるでしょう。
水疱瘡の潜伏期間は2~3週間ほどです。
その間普通の風邪もうつりますし、体力がまだ弱いので上の子が咳と鼻水で済んだ風邪でも、赤ちゃんが感染すると気管支炎になる可能性があります。
水疱瘡は飛沫感染でほとんどうつるので、下に赤ちゃんがいるご家庭では、兄弟姉妹からうつらないようにするには非常に困難と言えます。
お兄ちゃんお姉ちゃんからウイルスをもらってしまうのは、下の子の宿命かもしれません。
水疱瘡の他の感染症でも、稀に重篤な合併症が起こることがあるので、心配な場合は早めに小児科へ受診しましょう。
関連記事:水疱瘡の初期症状!水疱やかゆみやかさぶたはいつまで続く?
関連記事:水疱瘡の感染期間はどれくらいで潜伏期間でもうつる?予防法とは
水疱瘡にかかった赤ちゃん!初期症状から完治まで
水疱瘡にかかった赤ちゃんの発熱から完治までの様子です。
水疱瘡の初期症状から完治まで
赤ちゃんが水疱瘡に罹って発病して1日目
2~3週間の潜伏期間を経て、背中に小さな赤い発疹が現れます。この時点では虫刺されやあせもとよく似ているので、用心しつつもう少し様子を見ます。
発病2日目
頭皮や顔、お腹に発疹が出始めたら水疱瘡と断定して良いでしょう。すぐ病院へ行きます。発疹が水ぶくれに変わっていたら100%水疱瘡です。感染力も強い時期なので気を付けて下さい。ただ食欲はあり、熱もそれほど高くはないでしょう。
発病3日目
この段階から熱が高くなり、体中に広がった発疹は水ぶくれに変わります。この頃から赤ちゃんの元気はなくなっていきます。
発病4日目
熱が出ているので不機嫌になり泣きじゃくることもあるでしょう。水ぶくれとかさぶたが混合していて、痒いので寝つきが悪くなります。
発病5日目
やっと熱が下がり始め食欲も出てきます。水ぶくれがまだ残っていたら入浴はまだ控えます。もしかかさぶたに全部変わっていたら、軽く体を洗ってサッパリさせてあげましょう。
発病6日目
実はここが一番の難関。かさぶたが痒くなるのでまた寝つきが悪くなります。食欲もあり体調も良いので、元気な不機嫌なので厄介です。一日中泣き続けることもあるかもしれませんが、ママも疲れて怒ってしまうかもしれませんが、優しく接してあげましょう。赤ちゃんもツライのです。
発病7日目
水疱瘡はほとんどの場合1週間で回復します。熱も平熱に戻りかゆみも気にならなくなります。かさぶたはまだ残っていますが、約3週間で痕も残らないで綺麗に剥がれ落ちます。
水疱瘡にかかった赤ちゃんのお風呂
水疱瘡で発疹が水ぶくれになっているときは、基本的に入浴は避けます。
体が温まるとかゆみが増すので掻き毟ってしまうかもしれません。熱がある場合は入浴もシャワーも避けます。
もし暑い夏で汗が気になるようでしたら、濡らしたタオルで優しく押さえるようにして、汗を拭きとってあげましょう。ゴシゴシこすると水ぶくれが割れて化膿することがあります。
また、熱が下がっても入浴は控えてシャワーをサッと浴びるだけにとどめましょう。
オムツのしている赤ちゃんは、こまめにオムツ交換をしてあげて、おしりをしばらく出しておくなどして乾燥させてあげます。
まとめ
水ぶくれの期間が一番感染力が強いので、かさぶたになるまでは外出は控えます。
水ぶくれに触れると他の人に移してしまう可能性があるので、看病しているママは手洗いを徹底してくださいね。
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